オリオールズ、トレバー・ロジャースが無双状態 6試合連続で1失点に抑え、防御率は「1.40」に【成績詳細】

 オリオールズのトレバー・ロジャースが驚異的なピッチングをつづけている。8月24日(日本時間25日)、ロジャースはアストロズ戦に先発し、7回1失点で7勝目をあげた。シーズン最多の9三振を奪うなどアストロズ打線を翻弄し、許した失点はジェレミー・ペーニャのタイムリーによる1点のみだった。

 ロジャースはここまで13試合に先発し、そのうち11試合でクオリティスタートを記録。防御率は1.40と驚異的なレベルに到達している。「MLB.com」のジェイク・リル記者によると、ロジャースの防御率は、開幕から13試合を投げ終えた時点の先発投手としては球団史上最高記録だという。2位は1959年にホイト・ウィルヘルムがマークした1.50だ。

トレバー・ロジャースの今季成績
試合イニング勝敗セーブ
1383.17-20
防御率FIP被打率得点圏
被打率
1.402.37.171.133
奪三振K%与四球BB%
7624.1%196.0%

 ロジャースは2020年にマーリンズでデビューした先発左腕だ。2021年には25試合で防御率2.64、FIP2.55の好成績を残し、新人王投票で2位にランクインした。昨シーズン途中にコナー・ノルビーカイル・スタワーズとのトレードでオリオールズに移籍し、今シーズンは右ヒザの亜脱臼により開幕を故障者リストで迎えた。

 5月下旬に復帰すると、低迷するオリオールズのなかでひときわ異彩を放った。6月23日(同24日)のレンジャーズ戦では8回無失点と支配的なピッチングを披露。今シーズンのオリオールズで、はじめて8イニングを投げきった先発投手となった。

 後半戦に入るとさらにギアをあげ、7月26日(同27日)のロッキーズ戦からこの日まで6試合連続で6イニング以上を投げ1失点に抑えた。8月は5試合で35イニングを投げ、防御率1.29、被打率.200、奪三振割合は34.3%とハイレベルな成績を残している。

 最新のランキングでは、ア・リーグの防御率1位がタイガースのタリック・スクーバルで「2.32」、ナ・リーグはパイレーツのポール・スキーンズが「2.07」でトップとなっている。ロジャースはここまで83.1イニングしか投げておらず、規定投球回には届かない。しかし80イニング以上を投げた投手に限定した場合、ロジャースの防御率はメジャー1位にランクイン。2位は「1.73」をマークしているレンジャーズのネイサン・イオバルディとなる。

 失意のシーズンを過ごすボルチモアのファンたちに、ロジャースは希望を与えつづけている。