アロルディス・チャップマン、37歳の全盛期 ここ3ヶ月でわずか2失点、8月は1本もヒット許さず【成績詳細】

 その男がマウンドにあがれば、すでに〝ゲームセット〟も同然だ。レッドソックスのアロルディス・チャップマンは今シーズン、メジャー16年目にして過去最高の成績を残している。ここまで55試合の登板で24セーブをマークし、防御率1.08、FIP1.89、K/BB5.07をマーク。セーブ成功率は92%に達している。

アロルディス・チャップマンの今季成績
試合イニング勝敗セーブ
5550.04-224
防御率FIP被打率得点圏被打率
1.081.89.124.108
奪三振K%与四球BB%
7138.4%147.6%

 レッズでメジャー初昇格を果たした2010年にはメジャー史上最速となる105.8マイル(170.3キロ)をマーク。〝人類史上最速〟としてギネス記録にも認定され、剛速球投手としてその名を知らしめた。

 その後、複数回のトレードとFAで移籍を繰り返しながら様々なチームを渡り歩いた。もっとも長く在籍したのがヤンキースで、2016年から6シーズンと半年間を過ごした。ヤンキースでは153セーブをマークし、通算セーブ数で球団歴代3位にランクインしている。

 昨シーズンはパイレーツでプレーし、オフにレッドソックスと1年契約を結んだ。4月19日(同20日)のホワイトソックス戦では102.2マイル(164.6キロ)を計測し、レッドソックス史上最高球速を更新。レッズ、ヤンキース、カブス、ロイヤルズ、パイレーツにつづき、最高球速記録を樹立したのは6球団目だった。

 チャップマンは1988年2月生まれで、現在は37歳だ。豊富な経験と強靭なフィジカル、メンタルが衰え知らずのピッチングを生み出す。5月28日(同29日)のブルワーズ戦から直近の登板となる8月22日(同23日)のヤンキース戦まで、32試合で許したヒットはわずかに7本。この3ヶ月間で喫した失点はわずかに2点だ。

 さらに、7月26日(同27日)のドジャース戦から直近の登板に限定すれば、およそ1ヶ月で12試合に登板し1本のヒットも許していない。このままいけば、防御率(1.08)、WHIP(0.70)、与四球割合(7.6%)の3つでキャリアハイの成績となりそうだ。

 オフには再びFAとなり、新天地を模索する。衰え知らずの速球王に、オファーが殺到することだろう。