- 2025/05/02 14:44
戦力構成に大きな影響を与えそうだ。8月31日(日本時間1日)、カブスがカルロス・サンタナとメジャー契約を結ぶことがわかった。米メディア「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が報じている。サンタナはガーディアンズからウェーバーにかけられ、8月28日(同29日)に退団が発表されたばかりだった。
メジャーリーグでは9月1日(同2日)までにメジャー契約を結べば、ポストシーズンへの出場資格が与えられる。ガーディアンズはサンタナがポストシーズンでプレーできるように、時間のかかるDFAの手順を飛ばしてウェーバー公示に踏み切った。
サンタナの場合はウェーバーから獲得する球団が名乗り出なかったため、両者合意の上で退団に至った。ガーディアンズはサンタナと昨オフに結んだ1年契約のうち、残りの年俸である213万ドル(約3億1000万円)を負担する。一方で、カブスはメジャー最低保証年俸(76万ドル)を日割り計算で支払うだけで済むため、極めてリーズナブルな戦力補強となる。
サンタナは長打力に定評があるスイッチヒッターで、一塁守備もばつぐんだ。ツインズでプレーした昨シーズンは自身初のゴールドグラブ賞を獲得。38歳と174日での初受賞は、同賞史上最年長だった。
昨オフにFAとなり、ガーディアンズに出戻りを果たした。「4番・一塁」で開幕を迎え、クリーンナップを任されながら116試合で11本塁打、OPS.649をマーク。チャンスにめっぽう強く、満塁の場面ではOPS1.227と好成績を残している。6月11日(同12日)のレッズ戦では満塁ホームランを放っている。
しかし、若手を積極起用するチーム方針やカイル・マンザードやC・J・ケイファスらの台頭があり、8月以降は出番が減少。ベンチスタートが増えた39歳のベテランは、出場機会を求めてチームを離れることとなった。
カブスは開幕から好調なシーズンを送り、現在はナ・リーグ中地区2位、ワイルドカード争いでは1位につける。データサイト「ベースボール・リファレンス」はカブスのプレーオフ進出確率を99.7%と算出している。
カブスではマイケル・ブッシュが一塁で起用されている。ブッシュはここまで26本塁打、OPS.846と好調で、得点圏にランナーを置いた場面ではOPS.902をマーク。8月20日(同21日)のブルワーズ戦では無死満塁から走者一掃の逆転タイムリーを放った。
そんなブッシュだが、左投手への対応に大きな課題を残す。右投手に対しては24本塁打、OPS.906をマークする一方、左投手に対しては2本塁打、OPS.561と明らかに苦戦している。サンタナはスイッチヒッターであり、左投手との対戦成績は4本塁打、OPS.681。カブスは相手投手に応じて、ブッシュとサンタナを一塁で併用する可能性が高い。
また、ブッシュが指名打者で起用されるケースも増えるかもしれない。カブスの指名打者といえば鈴木誠也だが、8月は1本塁打、OPS.686と豪快なバッティングが影をひそめる。シーズン終盤の重要な時期であり、今こそ存在感を示したいところだ。
プレーオフ進出に向けて、頼もしいベテランが加わったカブスだった。