バリー・ボンズに「殿堂入り」の可能性 通算762本塁打、「薬物疑惑」がつきまとったメジャー最強打者

 薬物によって晩節を汚した男に、殿堂入りのチャンスが巡ってきた。11月3日(日本時間4日)、今年度の「時代委員会による殿堂入り投票」において、バリー・ボンズが候補となることがわかった。「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が報じている。

 「時代委員会」とは、殿堂入りを逃した選手のほか、監督や野球関係者らの功績を精査し、再び殿堂入りの機会を生み出す組織のこと。「1979年以前の選手」「1980年以降の選手」「1980年以降の監督・エグゼクティブ・審判」の3部門が1年おきに投票対象となる。

 昨年は「1979年以前の選手」部門でデーブ・パーカー(パイレーツほか)とディック・アレン(フィリーズほか)が選ばれており、ボンズは今年におこなわれる「1980年以降の選手」部門で投票対象となる。

 ボンズはパイレーツやジャイアンツでプレーした強打者で、2001年にはメジャー記録となるシーズン73本塁打をマーク。メジャー歴代1位となる通算762本塁打を放った。しかし、晩年のボンズ氏にはステロイド使用疑惑がつきまとい、圧倒的な成績を残したにも関わらず殿堂入りを果たすことができなかった。通算696本塁打のアレックス・ロドリゲス(ヤンキースほか)や通算3020安打のラファエル・パルメイロ(オリオールズほか)らも同様の疑惑により、殿堂入りを逃している。

 ほかにも、同じく薬物使用疑惑のあるロジャー・クレメンス(レッドソックスほか)とゲイリー・シェフィールド(ヤンキースほか)や、カルロス・デルガド(ブルージェイズほか)、ジェフ・ケント(ジャイアンツほか)、ドン・マッティングリー(元ヤンキース)、デール・マーフィー(ブレーブスほか)、フェルナンド・バレンズエラ(ドジャースほか)が候補として発表されている。

 時代委員会のメンバーが投票をおこない、得票率が75%に達すると殿堂入りとなる。投票結果は12月7日(同8日)に発表される予定だ。