ジョシュ・ネイラー、マリナーズと再契約へ フリーエージェント新契約第1号、トレード移籍後の盗塁成功率100%

 マリナーズが「最優先課題」を早々にクリアした。11月16日(日本時間17日)、マリナーズが自軍からFAとなっていたジョシュ・ネイラーと再契約を結ぶことがわかった。米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じている。

 契約期間は5年で、2026年から2030年をカバーするもの。メジャーリーグ記者のアリ・アレキサンダー記者によると、9000万ドルから1億ドルの契約総額で合意したという。メディカル・チェックをクリアしたのちに正式発表される見込みだ。

 ネイラーは打撃に定評のある一塁手で、ガーディアンズでプレーした2024年シーズンには31本塁打を放った。昨オフにトレードでダイヤモンドバックスに加入し、今シーズンのトレード・デッドラインでマリナーズに移籍した。ガーディアンズのボー・ネイラーは弟。

 マリナーズのジャスティン・ホランダーGMは11月7日(同8日)に出演したラジオ番組で、ネイラーとの再契約を目指していることを明かしていた。「ネイラーはチームにフィットした存在であり、なんとしてでも再契約したいと思っている」。

 24年ぶりの地区優勝を果たし、ポストシーズンでも球団史上初のワールドシリーズ進出にあと一歩まで迫ったマリナーズ。ネイラーが果たした役割は大きい。ネイラーは7月25日(同26日)のエンゼルス戦で移籍後初出場。以降、主に「4番・一塁」で起用され、レギュラーシーズンでは54試合で9本塁打、OPS.831の好成績をマーク。ポストシーズンでも12試合に出場し3本塁打、OPS.966の成績を残した。

 一塁に大きな穴を抱えたまま開幕を迎えたマリナーズにとって、ネイラーの獲得は大きな意味をもたらした。ポジション別の打撃成績では、ネイラーが加入する以前の「マリナーズの一塁手」はOPS.708だった。ネイラーの加入後、同ポジションのOPSは.815にまで上昇している。

ネイラー加入前ネイラー加入後
期間3/27 – 7/247/25 – 9/28
本塁打169
打率.234.295
OPS.708.815
wRC+104133
盗塁118

 また、ネイラーは「盗塁」で大きな注目を集めた。データサイト「ベースボール・サバント」によると、ネイラーのスプリントスピードは24.4%でメジャーワーストクラス。これまでのキャリアでも、2023年シーズンの10盗塁が最多だった。

 しかし、今シーズンはトータルで30盗塁をマーク。マリナーズ加入後は19盗塁を決め、成功率は100%を誇った。試合の流れを読み、相手のスキを突く観察眼でチームの勝利に貢献した。

 頼もしいメンバーが戻ってきた。マリナーズがワールドシリーズの舞台に登場する日は、そう遠くない。