- 2026/01/08 11:36
エンゼルスがジョーダン・ロマノ、ドリュー・ポメランツを獲得 補強資金はまだまだ余裕
12月16日(日本時間17日)、エンゼルスがジョーダン・ロマノと契約を結ぶことがわかった。スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じている。
また、エンゼルスはドリュー・ポメランツとも契約合意に達した模様だ。スポーツ記者のアリ・アレキサンダー氏が報じた。
契約内容は、ロマノが1年200万ドル。ポメランツが1年400万ドルとなる。
ジョーダン・ロマノはこんな投手
ロマノは通算113セーブを誇る右のクローザーだ。フォーシームとスライダーの2球種でピッチングを組み立て、ブルージェイズでは2022年から2年連続で36セーブをマークした。
2024年のオフにノンテンダーFAとなり、ブルージェイズからフィリーズに移籍した。昨シーズンは年間を通して不調を極め、7月8日(同9日)のジャイアンツ戦ではパトリック・ベイリーに逆転サヨナラランニングホームランを打たれた。最終的に49試合の登板で8セーブ、防御率8.23と、キャリアワーストの成績に終わった。
父のジョセフがイタリア生まれであり、2017年のWBCではイタリア代表としてプレーした。趣味はゴルフ。
ドリュー・ポメランツはこんな投手
ポメランツはスピンの効いたフォーシームと縦変化の大きいカーブを投げ分けるリリーフ左腕だ。メジャー12年間で7球団を渡り歩いたジャーニーマンで、エンゼルスが8球団目になる。先発とリリーフの両方で実績があり、通算346試合に登板している。
レッドソックスでプレーした2017年には先発として17勝をあげた。2021年はパドレスに在籍したが、8月に左ヒジのトミー・ジョン手術を受け、以降はメジャーの舞台から遠ざかった。
今シーズンはマリナーズのマイナーリーグで開幕を迎え、4月にトレードでカブスに移籍。4月25日(同26日)のフィリーズ戦で3年8ヶ月ぶりにメジャーに復帰した。最終的にキャリアハイの57登板を果たし、防御率2.17の好成績を残した。
エンゼルスの補強ポイント
防御率リーグワーストの救援陣
エンゼルスは今シーズン、72勝90敗でア・リーグ西地区最下位に低迷した。このオフの補強ポイントはピッチングスタッフで、先発・リリーフの両方で底上げが必要だ。
特にリリーフ陣は立て直しが急務で、合計防御率4.86はリーグワーストだった。クローザーを務めたケンリー・ジャンセンは62試合で29セーブと奮闘したが、オフにFAとなりタイガースと契約した。
ロマノはジャンセンの後釜として、クローザーを任される可能性が高い。
ベン・ジョイスは復帰の目処立たず
チームには最速105.5マイル(170.3キロ)を誇るベン・ジョイスがいるが、今シーズンは右肩の手術により5試合の登板にとどまった。万全の状態ならクローザーを担える逸材だが、現在も復帰の目処は立っていない。
エンゼルス、大型補強の予感
3400万ドルの余裕
このオフのエンゼルスには潤沢な補強資金がある。データサイト「ファングラフス」によると、エンゼルスは2億600万ドルのペイロールで今シーズンをフィニッシュ。オフには複数人がFAとなり、11月にトレードでタイラー・ウォードをオリオールズに放出した。ウォードの年俸は1000万ドル弱が見込まれていた。
その結果、現在のペイロールは、3400万ドル減の1億7200万ドルに落ち着いている。ちなみにウォードの対価として獲得したグレイソン・ロドリゲスは実働年数が2年ほどなので、最低年俸で保有できる。
レンドンの去就もカギに
また、アンソニー・レンドンが来シーズンの契約をバイアウト(破棄)する可能性がある。レンドンは2019年のオフに7年2億4500万ドルの大型契約を結んだが、近年は故障つづきで完全な機能不全に陥っている。今シーズンも股関節の手術を受け、1試合も出場できなかった。
レンドンは来シーズンが契約最終年で、約3800万ドルの年俸が設定されている。この契約が破棄されれば、エンゼルスはさらなる補強資金を確保できる。三塁手の新たなレギュラーとして、岡本和真の獲得に乗り出す可能性もある。
マダックス投手コーチのもとで再建を図る
エンゼルスはこのオフ、マイク・マダックス氏を新たな投手コーチとして迎えた。マダックス氏はグレッグ・マダックスの兄であり、その投手育成術が高く評価されている。
今シーズンはレンジャーズで投手コーチを務めた。レンジャーズの投手陣はメジャー全体1位となる防御率3.47を記録した。
新戦力のロマノ、ポメランツに加えて、マダックス新コーチがチームに化学反応を起こそうとしている。