【MLB】なぜジェイソン・ドミンゲスはマイナーに落とされたのか 強力すぎるヤンキースの外野陣とドミンゲスの「弱点」

記事のポイント

・ジェイソン・ドミンゲスがマイナーに降格した
・ドミンゲスの課題は「左投手への対応」だ
・マイナーで課題を解決できれば、メジャーで通用する

ジェイソン・ドミンゲスがマイナーに降格

 3月20日(日本時間21日)、ヤンキースはジェイソン・ドミンゲスのマイナー降格を発表した。

 ドミンゲスは強打の外野手であり、昨シーズンは自己最多の123試合に出場。10本塁打、OPS.719をマークし、5月のアスレチックス戦では1試合3本塁打を放った。

 スプリング・トレーニングでも14試合で3本塁打、OPS.978と好調を維持していた。しかし、今シーズンの開幕ロースター入りは見送られることとなった。

ジェイソン・ドミンゲスがマイナーに降格したワケ

 ドミンゲスがマイナーに降格した理由は、ヤンキースのロースター構成にある。ヤンキースではこのオフ、中堅手のトレント・グリシャムはクオリファイング・オファーを受諾して残留。また、左翼手のコディ・ベリンジャーと再契約を結んだ。

 これを踏まえて、ヤンキースの外野は、左翼にベリンジャー、中堅にグリシャム、右翼にアーロン・ジャッジという強力な顔ぶれとなった。指名打者にはジャンカルロ・スタントンがいるため、ドミンゲスが出番を確保するには難しい状況だ。

 また、グリシャムが左投手を苦手としていることから、ベンチには「右打ちの外野手」を置きたい。ドミンゲスは両打ちだが、左投手に対してめっぽう弱く、昨シーズンは104打席で1本塁打、OPS.569だった。

 このため、ドミンゲスはグリシャムのバックアップとしてふさわしくない。「第4の外野手」は、2月にマイナー契約を結んだランドール・グリチックが務めることになるだろう。

 そのほかのベンチ枠は、「第二捕手」のJ・C・エスカラ、「ユーティリティー」のアメッド・ロサリオ、控え一塁手のポール・ゴールドシュミットが収まる。これにより、ドミンゲスは完全に居場所を失ってしまったのだ。

ドミンゲスが再昇格するパターン

 ドミンゲスはヤンキースの将来を担うスラッガーであり、然るべきタイミングでコールアップされるだろう。たとえば、指名打者のスタントンに故障が発生した場合は、ロドリゲスが即座に昇格することになる。

 スタントンは通算453本塁打を誇るスラッガーだが、近年は故障に苛まれている。昨シーズンは両ヒジを痛め、開幕から2ヶ月を棒に振った。このオフも「ポテトチップスの袋も開けられない」と明かすなど、万全とは程遠い状況だ。