- 2025/07/04 15:11
マリナーズ、ネイラーにつづきエウヘニオ・スアレスも狙う ダイヤモンドバックスから「ダブル獲得」なるか
7月24日(日本時間25日)、ダイヤモンドバックスとマリナーズの間でトレードが成立した。マリナーズは一塁手のジョシュ・ネイラーを獲得し、対価としてブランディン・ガルシアとアシュトン・イッジのプロスペクト投手2名を放出した。
ネイラーは左のスラッガーで、昨オフにガーディアンズからトレードで加入したばかりだった。開幕から主に「4番・一塁」として起用されていて、ここまで93試合で11本塁打、OPS.807と奮闘していた。マリナーズは課題であった一塁手の獲得に成功し、3年ぶりのプレーオフ進出に向け弾みをつけることになる。
ダイヤモンドバックスは現在、ナ・リーグ西地区4位、ワイルドカード争いでも進出圏内に5.5ゲーム差と苦しい立ち位置だ。今回のトレードを踏まえると、ダイヤモンドバックスは来シーズンに向けたチーム作りにシフトしたと考えることができる。
シーズン終了後にFAとなる選手が多く、トレード市場では動向が注視されていたダイヤモンドバックス。特に人気銘柄となっているのは、エウヘニオ・スアレスだ。スアレスは強打の三塁手で、2019年には49本塁打を放ち、三塁手によるシーズン本塁打のリーグ記録を樹立した。今シーズンも4月26日(同27日)のブレーブス戦では、メジャー史上19度目の「1試合4本塁打」の離れ業をやってのけるなど、そのパワーは魅力的だ。
スアレスも8年契約のラストイヤーで、比較的低コストで獲得できる。現在のメジャーでは三塁手のニーズが高まっており、複数のチームがスアレスの獲得を狙っているとされる。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のジム・ボウデン記者によると、判明しているだけでヤンキース、カブス、タイガース、ブルワーズ、マリナーズ、レッズの6球団がすでに交渉を開始しているという。
米メディア「USA Today」のボブ・ナイチンゲール記者によると、特に力を入れているのがヤンキースとマリナーズ。ヤンキースは三塁のレギュラーが不在のまま開幕し、暫定でレギュラーを務めていたオスワルド・カブレラも右足首を骨折して戦線離脱。6月からはジャズ・チザム・ジュニアが三塁で起用されたが、後半戦に入り二塁へ再コンバート。トレード市場で三塁手を獲得する姿勢を見せていた。
マリナーズは、ネイラーとスアレスの「ダブル獲得」に踏み切るかもしれない。マリナーズでは、プロスペクトのベン・ウィリアムソンが三塁のレギュラーとして起用されている。抜群の守備力を誇るウィリアムソンだが、課題は打撃で、ここまで79試合で1本塁打、OPS.613と低迷。スアレスが加入すれば、得点力は大幅にアップするだろう。
ほかにも、全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者は、アストロズがスアレスに興味を示していると報じている。アストロズでは三塁手のイサーク・パレイデスが右ハムストリングを痛めてチームを離れている。重症と見られており、パレイデスの代わりにスアレスを狙うかもしれない。
巻き起こる〝スアレス争奪戦〟。決着の時は近い。