アーロン・ジャッジが2年連続MVP! カル・ローリーは歴史的活躍も「WAR」で及ばず【両者の成績比較表あり】

 11月13日(日本時間14日)、大リーグ機構は今年度のMVPを発表した。ア・リーグはヤンキースのアーロン・ジャッジが2年連続3度目、ナ・リーグはドジャースの大谷翔平が3年連続4度目の受賞を果たした。

 名門・ヤンキースの主軸を担うジャッジ。2022年にはア・リーグ新記録となる62本塁打を放ち、今シーズンはメジャー史上最速となる1088試合目で通算350本塁打を達成。最終的に打率.331をマークし、自身初の首位打者に輝いた。また、メジャー1位となるOPS1.144を記録。これにより、ジャッジは4年連続でOPS1.000を超えたことになる。

 ア・リーグではマリナーズのカル・ローリーも、MVP候補として注目を集めていた。今回の投票では、ジャッジが1位票を17票、2位票を13票獲得し355ポイント、ローリーは1位票を13票、2位票を17票獲得し335ポイントだった。

 ローリーは、打球を強く引っ張り長打を量産するスイッチヒッターだ。守備では正捕手として投手陣をリードする、まさにマリナーズの中心的存在と言える。今シーズンは序盤から本塁打を打ちまくり、結果的にリーグ最多の60本塁打、125打点をマーク。「捕手によるシーズン本塁打記録」「スイッチヒッターによるシーズン本塁打記録」「マリナーズにおけるシーズン本塁打記録」を軒並み更新する活躍で、チームをポストシーズンに導いた。

 数々の記録を更新し、歴史的なインパクトを残したローリー。一方で、OPSやWARといった指標ではジャッジが圧倒的に優位だった。特に、総合指標として高い完成度を誇る「WAR」は、その選手のパフォーマンスや勝利への貢献を推し量るうえでもっとも重要視される。WARにはデータサイト「ベースボール・リファレンス」版の「rWAR」とデータサイト「ファングラフス」が提供する「fWAR」の二種類があるが、その両方でジャッジがローリーを上回った。

カル・ローリーとアーロン・ジャッジ

成績比較

カル・ローリーアーロン・ジャッジ
159試合152
705打席679
60本塁打53
125打点114
.247打率.331
.948OPS1.144
.359出塁率.457
.589長打率.688
26.7%三振割合23.6%
13.8%四球割合18.3%
2DRS3
161wRC+204
7.4rWAR9.7
9.1fWAR10.1