マックス・マンシーはなぜホームランを量産できるのか?通算本塁打数でドジャース歴代6位に浮上

マックス・マンシーが通算本塁打数で球団歴代6位に浮上

 4月10日(日本時間11日)、ドジャースのマックス・マンシーが「5番・三塁」でレンジャーズ戦に出場し、3本塁打を放った。

 レンジャーズのクマー・ロッカーに対して、初回の第一打席に第2号先制ソロ、4回の第二打席で第3号ソロをマーク。同点で迎えた9回にはジェイコブ・ラッツと対戦し、3本目となる第4号サヨナラソロを放ち、チームを勝利に導いた。

 この日の3発で、マンシーはドジャースでの通算本塁打数を「213本」とし、球団歴代6位に浮上した。

なぜマックス・マンシーはホームランを量産できるのか?

 マンシーはドジャースで9年目のシーズンを過ごしている。もともとは、2012年のドラフトでアスレチックスから5巡目(全体169位)指名を受けてプロ入り。2015年にメジャー初昇格を果たすも、2年間で5本塁打、OPS.611とアピールできず、2016年のオフにDFAを受けた。

 2017年の開幕直後にドジャースとマイナー契約を結ぶと「フライボール革命」の潮流に乗り、アッパースイングを習得。長打力の飛躍的な向上に成功し、2018年から2年連続で35本塁打をマーク。2021年と2023年はキャリアハイの36本塁打を放った。

 メジャーリーグでは2023年から、スイングデータの計測がはじまった。そのうちのひとつが「アタックアングル」で、一言で言うと「スイングの角度」を示すものだ。

 データサイト『ベースボール・サバント』によると、マンシーのアタックアングルは平均で17°となっている。メジャーの平均がおよそ10°前後であることから、マンシーはトップクラスの「アッパースイング」だと言える。

 そして、マンシーの長打力を端的に示しているのが「バレル率」だ。バレル率とは「時速158キロ以上の打球」を「最適な角度」で飛ばした割合のことで、メジャーリーグの平均はおよそ8%前後だ。

 マンシーは2018年から昨シーズンまでの8年間で平均14.3%のバレル率を記録した。なお、アスレチックスでプレーした2016年は3.4%だった。

ドジャースの歴代最多本塁打は?

 ドジャースの通算本塁打数で歴代6位に躍り出たマンシー。歴代トップ5は以下の顔ぶれになっている。

選手本塁打数
1デューク・スナイダー389
2ギル・ホッジス361
3エリック・キャロス270
4ロイ・キャンパネラ242
5ロン・セイ228
6マックス・マンシー213

 1位のデューク・スナイダーはドジャースで16シーズンをプレーした強打者だ。1953年から5年連続で40本塁打を放った。ドジャースでの通算1271打点も球団歴代1位だ。

 5位のロン・セイは、1970年代に活躍した三塁手だ。マンシーと同じように、コンスタントに成績を残しつづけた。セイの本塁打記録に、マンシーはあと15本塁打に迫っている。

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MLB通信編集部

10年以上にわたりメジャーリーグを観戦。大学を卒業後、大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当。日本のメジャーリーグ報道に疑問を抱き、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。